この記事はウォーターサーバーの安全についてまとめています。
安全面で気になるのは、ウォーターサーバー本体の安全対策と、飲料水の安全性です。赤ちゃんのミルク作りに使っても安全かどうか
ウォーターサーバーの安全対策・安全装置
ウォーターサーバーは冷水と、熱湯の両方が使えるのが魅力ですが、お子様がウォーターサーバーの熱湯のノズルを触って遊んでいて熱湯がもし出てしまったら火傷をして大変です。
小さなお子様、特に小学校低学年ぐらいのお子様はウォーターサーバーからお水が出るのが楽しくて、冷水のノズルを触ってしまって水が流れ出てしまい水浸しになってしまう…。そんなこともあると思います。
こういったことが起こらないように、ウォーターサーバーには安全装置があります。
赤ちゃんや幼児の誤操作について
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、誤って熱湯を出してしまい火傷をしてしまうのが一番心配なことだと思います。
ウォーターサーバーでは熱湯の抽出口にチャイルドロックというものがついています。
チャイルドロックとは、お子様が簡単に操作できない仕組みのノズルがついているものやチャイルドロックボタンを押してからでないと、熱湯が抽出できない仕組みのものがあります。
チャイルドロックがついていれば、簡単に熱湯を出すことができないため、熱湯による火傷を防ぐことはできます。しかし、冷水側はチャイルドロックがついていない場合が多いため、水を出さないようにするには設置場所や、ウォーターサーバー本体の種類を変えることが安全対策になることもあります。
ぶつかったり、地震での転倒防止
床置き型のウォーターサーバーは縦に長いですので、正直なところ安定性はいまひとつです。そのため、部屋の壁に沿うように設置し、転倒防止の金具やワイヤー(ほとんどのウォーターサーバーに付属しています)を壁に取り付けるようになっています。
大型の地震が来た場合は転倒してしまう可能性はゼロではありませんが、普段の生活であれば転倒防止の対策をとっておけば倒れることはないでしょう。
子どもの手がとどかない場所へ設置するのも安全対策
ウォーターサーバーは基本的に2種類あります。
床から立てておくタイプの床置型と、テーブルの上などに置くタイプの卓上型です。
こどもの手が抽出口に届かないタイプの床置型ウォーターサーバーを選んだり、卓上型で手の届かない場所に設置するのも一つの安全対策になります。
ウォーターサーバーのお水の安全性
水道水の原料となる、日本各地にある湧き水は直近の天候により泥がまざってしまったり、水質が変わることがあります。
例えば、ニュースで話題になる中国のPM2.5など、直接的に飲み水に混入しなくても水源に入り込んでいる可能性があります。
管理人はウォーターサーバーを検討する前は「水道水は危ないけど、沸かして飲めば安心」と思っていたのですが、調べていくうちに間違いだったということを知りました。
メモ
お湯をわかすと、水道水に含まれる塩素(カルキ)に熱を加えることで、水道水の中に含まれる不純物と結びつき、発がん性物質のトリハロメタンを増やしてしまうんです。沸騰させてすぐ火を止めてしまうと、沸騰前のお水よりトリハロメタンが多くなってしまうんです。
お水は体にとっても健康にとっても一番大切なものだからこそ安全性には細心の注意を払いたいですよね。
ウォーターサーバーのお水は放射能検査されている?
東日本大震災での福島原発の事故以来、放射能による水の汚染があるかもしれないという不安や心配から安全なウォーターサーバーのお水を選ばれる方が増えています。
ウォーターサーバーのお水に放射能があるかどうか?ですが、ほとんどのウォーターサーバー会社はお水の放射能検査をおこない”放射能検査済”と公表しています。
天然水ではないRO水(逆浸透膜)というお水を使用しているウォーターサーバーは、お水の生成段階で放射線物質は取り除かれていますので検査はされていません。
水道水とミネラルウォーターの安全性比較
水道水は、川や湖や山の水などを水源としています。しかしそのままのお水だと安全性が確保できないので、水道法という厳格な法律で安全性が守られており、その基準に従って水道水は作られています。
水道水の心配な点は、殺菌に使われている塩素(カルキ)です。塩素(カルキ)は水道水の中の他の不純物と結びつき、トリハロメタンという発ガン性の物質になります。
ウォーターサーバーのお水は地下から汲み上げた天然水が主流です。お水に含まれているのはカルシウム、マグネシウム、カリウムナトリウム、バナジウムなど天然のミネラルです。
もちろん天然水にも安全性の基準がありますが、取水の水源が綺麗なお水のために、非加熱の処理を行うだけで安全性が確保できます。水道水とは違い、塩素など殺菌のための薬品を入れる必要がなく天然のミネラルが含まれた美味しいお水を飲むことができます。
ミネラルウォーターで赤ちゃんのミルク調乳をするのは安全か?
赤ちゃんのミルクの調乳にウォーターサーバーはとても便利なものです。
ウォーターサーバーのお湯は約80度〜90度前後あるので、粉ミルクを溶かして、水で人肌の温度まで下げることができるので、泣いている赤ちゃんを抱っこしたまますぐに粉ミルクが作れます。
”ミネラルウォーターで調乳をしてはいけない”という話を耳にしたことがあるかもしれません。
これは、ミネラル分が多い「硬水」のミネラルウォーターを、ミルクには使用しないでということです。
赤ちゃんの粉ミルクには元々成長に必要な栄養バランスを考えミネラルも含まれています。硬水と呼ばれる海外の天然水はミネラル成分が過度に高く、赤ちゃんのように腸が未発達であると下痢を起こす原因になります。
日本のウォーターサーバーが使用しているお水は軟水です。ミネラル成分が適度にあり、赤ちゃんの調乳に使用しても安全です。